道具のメンテナンスは、とても大切です。
サッカーなら、スパイク。
タップダンサーなら、タップシューズです。
踊った後は「今日もありがとう、今度もよろしく。」という気持ちで、優しくメンテナンス。
道具を大切にするということは「もっと上達したいな!」という気持ちにも、つながります。
道具をケアしながら、1日の振りかえりをするのも良いでしょう。
それでは、タップシューズの、具体的なお手入れ方法をご紹介します。
1)吸湿して乾かす。
タップシューズの手入れで最も大切なこと。
それは汗による水分、湿気を素早く取り除き、シューズを乾燥させることです。
昔から、使用後はシューズに新聞紙を詰め込むと湿気を取ってくれると言います。
しかし、私は新聞を購読していませんので、新聞紙自体を持っていません。
そんな私の味方が、靴用吸湿剤です。
踊ってから家に帰るまでの間、シューズに入れておくと、かなり違います。
陰干しができないときや、梅雨の時期も、これでバッチリです。
2)陰干しで乾かす。
陰干しは、風通しが良く雨のあたらない日陰で、半日から1日ほど行います。
しかし、陰干しが良いとわかっていても、タップシューズはレッスンやイベントで使いますので、すぐにはできないですよね。
陰干しができないときや、梅雨の時期も、靴用吸湿剤が役に立ちます。
なお、陰干しは厳しい直射日光や、梅雨の多湿、極寒の屋外など、環境によっては革にダメージとなることがありますので、行う場合は注意しましょう。
3)木製シューキーパー(除湿・調湿・形崩れ予防)
タップシューズの保管と形崩れ予防には、こちらの木製シューキーパーがオススメです。
安価なプラスチック製のモノより、こちらの方が除湿・調湿効果があるので、オススメです。
私のシューズの使用は週に1回程度ですが、使った方が明らかにコンディションが良いです。
なお、雨などでシューズが激しく濡れた場合は、これを装着して陰干しても良いでしょう。
◇私の使用例(一週間サイクル)◇
履いた当日はスピード吸湿くつ用で速やかに除湿。
翌日は自然乾燥。
三日目から木製シューキーパー。
コレでバッチリです!
4)靴クリーム
その他のお手入れは、素材に合った靴クリームと柔らかい毛のブラシで行います。
大切な道具に、さらに愛着が湧きますね。
5)まとめ
一般的な革靴と異なる点は、タップシューズは基本的に汗に濡れるということです。
前述の通り、早めに乾かすことと、型崩れ予防を心がけましょう。