タップダンサー列伝

タップダンサー列伝「ジョン・バブルス」さん

「リズムタップの父」と呼ばれる、ジョン・バブルス(本名:John William Sublett)さんを紹介します。

ジョン・バブルスさんは、ピアニストのフォード・リー・”バック”・ワシントンさんと組んで、「バック&バブルス」としても活躍したタップダンサー、歌手、エンターティナー、俳優です。

1902年生まれのバブルスさんは、アメリカ最初期の黒人俳優であるビル・ボージャングル・ロビンソンさんより24歳若く、テレビ史上初の黒人エンターティナーとも言われています。

ボージャングルさんのタップが、つま先を中心とした明るく軽快な笑顔の音色だとすれば、バブルスさんのタップは、つま先部分を横方向(扇型)に往復させたり、脚全体を高速でクロスさせたりとアイデアに富んでいて、特にヒール(カカト)の使い方や、足裏全体を打ち付けるスタンプを用いた重量級のビート感などが特徴的です。

バブルスさんのようなスタイルのタップは、ジャズ、ファンクやヒップホップなど黒人文化に根差した音楽スタイルとも親和性が高く、ビ・バップやノーザンジャズなどにも通じ得る、非常に現代的な香りがあります。

また、フレッド・アステアさんにタップダンスを教えたのもバブルスさん。ジョージ・ガーシュウィンさんがお亡くなりになる2年前に完成させたオペラ「ポーギーとベス(Porgy and Bess)」の初演を務めたのも、バブルスさんです(「ポーギーとベス」は1920年代初頭アメリカ南部のアフリカン・アメリカンの生活を題材としている名作)。

「彼がいなければマイケル・ジャクソンも、エディ・マーフィーも生まれなかった」と言われるほどのスターです。

その勇姿は、映画「キャビン・イン・ザ・スカイ」のドミノ役で観ることができます。

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