デリック・K・グラントさんには、2008年に新宿で教えていただきました。
招いてくれたのは、新進気鋭のタップダンサー、TAKAこと小林敬宏さんです。
当時、タップを始めたばかりの私にとっては、目にする何もかもが新鮮でした。
レッスンでは生徒同士で向き合って、即興でコール&レスポンスするコーナーがありました。
まず一人が短いリズムを奏でて、もう一人がそれを再現した後、自分のリズムを奏でる。
これを繰り返すスタイルです。
私に付き合ってくださった一人は、そのTAKAさん(小林敬宏さん)でした。
もう私とは力の差がありすぎて、申し訳ないくらいでしたが、貴重な経験をさせていただきました。
TAKAさんは、私のできそうなリズムを瞬時に提案してくれるので、ホント優しい人だな〜と思いました。
私の方は精一杯すぎて、全く訳のわからないステップで返していたと思います。
本当にありがとうございました。
レッスンの最後には、ドローバックスを取り入れた振付を教わりました。
(それがドローバックスというステップだと知ったのは、数年後のことです。)
そんなデリックさんの魅力に触れられるビデオ・ポートレイトがありますので、紹介いたします。
さらに、同じ時期にBASEMENTさんがジェイソン・サミュエルス・スミスさんを招いていました。
そして、タップ界の関係者が協力して、ジェイソンさんとデリックさんという、たいへん価値あるコラボレーションが実現したのです。
このあたりの話は、またの機会に。