タップダンスの板を手作りする方法をご紹介!
材料はホームセンター等で簡単に手に入るものだけで作ります。
使用するものは、ズバリこちら!
- ベニヤ板
- 養生テープ
- すべり止めシート
この3つだけです。
では、具体的な作り方を写真を添えて紹介していきます。
1)ベニヤ板を用意する
ベニヤ板(合板)には、大きく分けて「ラワン」「シナ」「針葉樹」があります。
大きな違いは見た目です。
「ラワン」と「針葉樹」は表面がザラザラ。
「シナ」は表面が平滑で綺麗です。
今回はステージでも使いたいので、見た目の良い「シナ」をチョイス。
板の大きさは「踊りやすさ」と「持ち運びやすさ」のバランスを考慮。
今回はコレ↓(一辺が90cmの正方形で、厚さは9mm)にしました。
*画像は長方形ですが、実際は正方形です。
|
一枚およそ3〜4kgなので、少人数でも女性でも運びやすいと思います。
2)養生テープを貼る
板の全ての辺に養生テープを貼っていきます。
ベニヤは、端から木くずが出ることが多いのですが、このひと手間で防ぐことができます。
テープの始点と終点は、15cmほど重ね合わせておくと剥がれにくくなります。
なお、私は素手で行なってしまいましたが、テープを貼る際には軍手をするとベストです。
今回使用した養生テープは、こちら。
色の付いていないテープなので、目立ちません。
これ1つで今回の板なら、6枚製作できます。
3)ステージに設置する
ひとまず4枚作ってみました。
費用は12000円くらいで出来ました。
そして自家用車に積み、いざリハーサル会場へ!
ステージに設置すると、こんな感じになります。
ここから、板と板の間を先ほどの養生テープで止めて完成!
横3m60cm×奥行90cmのタップ板ができました。
広さは、振り付けにもよりますが、ダンサー1人から3人用ですね。
激しく踊ってもズレないように、それぞれの板の下に100均のすべり止めシート(70cm×80cm)を敷いてあります。
4)踊ってみました!
音質はパチコン!と小気味良いクリアな音がします。
ほどよく中高音が出ているので抜けが良く、ソロでも音楽と合わせてもOK。
タップシューズを使えない床でも、この板があれば踊れます。
簡単に作れて、持ち運びもできますので、もっと増やして広々と踊りたくなりました。
では、実際の演技を動画でご確認ください。
手前の小さいのは「どこでもタップ君PRO」という製品です。
パイン材とアルミフレームで綺麗に作られています。
折りたたんで持ち運びできるのも特徴で、多くのプロにも愛用されています。
音質は、前述の板に比べて重さも高さもあるので、より大きな音が出せます。
特に、迫力ある中低音を求めたいときは、コレがいいですね。
但し、かなり重たくて動かすのにも一苦労ですので、ご高齢の方や女性やお子様など、体力の少ない方には不向きです。
|
5)工程まとめ
「シナベニヤに養生テープを貼って、すべり止めシートの上に敷き、養生テープで止める」
これだけです。
作業は簡単かと思いますので、ぜひ作ってみてください。
自作なら、費用は板代とテープ代と送料で、1枚あたり3000円くらいで出来るはずです。
もし、作って欲しい方がいらっしゃいましたら、以下のフォームより、お問合せください。
1枚5000円+税で制作して、着払いでお送りします。
お問合せ
題名に「タップ板の製作依頼」。
メッセージ欄に「ご住所(お送り先)」「お電話番号」「枚数」を、お書添えください。
サイズや厚さなどのご要望があれば、別途お見積もりいたします。