今回は、手作りタップシューズの作り方です。
まず、本来のタップシューズの構造を大まかに申し上げますと、
タップスと呼ばれるアルミ合金製の加工金具をビスなどで、
靴底のつま先(足指の下あたり)と、かかと部分に留めてあります。
昔は、空き缶やビンのフタ(王冠)なども使われたようです。
しかし、空き缶や王冠を使ったり、ビス留めする方法では、靴底が傷ついてしまいます。
そこで今回は、靴底を傷つけることなく、本来の状態を簡易的に再現する方法をご案内します。
これには、以下のアルミ円盤を両面テープで、上履きなどの靴底に貼り付ければOKです。
直径5cmのもの(AZ501)が、バランスよく使いやすいです。
お子様や、かかとには直径3cmのもの(AZ301)でも良いでしょう。
用意するアルミ円盤の数は「つま先とカカトに各1枚×両足分」になりますので、
「人数×4枚(=1人につき4枚)」が必要です。
タップシューズは持っていないけれど、
「タップダンスを、ちょっと真似してみたい」
「タップシューズで踊る気分を味わってみたい」
などという場合には、手作りしたくなりますよね。
いろいろ試した結果、「軽さ、薄さ、強度、丸み」などから、これらがオススメです。
また、文化祭や学校行事などでタップシューズを用意できない場合でも、
運動の強度などを調整すれば、この方法で代用できることがあります。
なお、タップシューズを手作りするときに、注意することがあります。
- 靴底の汚れを除去してから両面テープで貼り付け、踊る前に体重をかけて、靴底とアルミ円盤との密着度を高めます。
- タップスが取れそうになったら、早めに対処します。また、靴底の形状によっては両面テープの粘着が弱くなります。
- タップスを取付ける前より、シューズは滑りやすくなりますので、必ず木の板の上で使用し、コンクリートやタイルなど固く平滑な床の上は歩きません。
- 簡易的な取付方法ですので、激しい動作は控えます。また一時的な使用のみとし、長時間のご使用には適しません。
- アルミ天板に両面テープは付属していません。靴底の素材に合ったテープを別途ご用意ごいただく必要があります。
しかし、やはりタップシューズは買うのが一番ですので、ご購入の際には
「失敗しないタップシューズの選び方」を参考になさってみてください。
とても参考になりました。 息子がタップダンスをはじめて10ヶ月。タップシューズが足に合わないのか レッスン中ずっと足が痛いと言ってきます。 この方法で作ってみようと思いました。 ありがとうございました